バグでこの記事の固定リンクが作成されなかったみたいです。
なのでコメントとかできないみたい。
Seesaaさんに問い合わせてみます。解決しました。
昨日のエントリの続きです。
ネタバレ含みますので注意ね〜。え〜初日12時に行った
スチームボーイですが、かなり空いてたので快適でした。
まずクオリティは公開前からさまざまなメディアで紹介されてるとおり素晴らしいものでした。フルCGということでもう蒸気などの表現も完璧です。音楽にはハリウッドから招いたスティーブ・ジャブロンスキーとかいう人が起用されていて、まぁ至って普通な盛り上げ音楽で悪くはないです。
この物語は「空想冒険活劇」と名乗っていたりと生粋の「勧善懲悪」、「勇気と希望の物語」なんですよね。たいていの人は大友克洋のイメージといえばAKIRAだと思うので、普通に違和感を感じると思います。僕はこの点イヤでした。やっぱりこうゆーのはジブリに任せとけばいいんじゃないかと。
蒸気機関の時代が舞台ということで一見リアルなお話のようですが、登場するメカはさすがに蒸気でそりゃ無理だろ!というようなモノがたくさん登場します。蒸気兵という蒸気を利用したパワードスーツの軍団が登場するんですが、生身の兵士を蹴散らすバトルシーンはターミネーターや、スターウォーズでのバトルドロイド軍団を連想させます。また、空とぶ飛行兵も、ジブリ映画で出るような乗り物(ジブリは良く見たことないのでわからんですが)みたいな感じです。イギリス軍の蒸気戦車もオハラ財団の戦車もAPPLESEEDでの多脚砲台(コレは馬鹿でかいけど)や、攻殻のラストに出てくる戦車のような感じ。目玉のスチーム城だって空飛ぶお城、難攻不落の要塞、というようなネタは良くあるもので、これら(他にも色々「要素」はあると思います)を考えると決して物語のタイプは新しくはなく、良くある要素を「蒸気」というものでうまくまとめたってことになるんですね。(物語の根幹もオーバーテクノロジー(スチームボール)の争奪戦、というお決まりのパターン)だから見終わったあとも「ふぅ〜ん、どっかで見たようなお話だったな」と感じてしまったわけです。
劇中で主人公の父と祖父が科学とはこういうものだ、といろいろ議論するんですけどもそれが一貫して伝わってないような気がしました。最後父も祖父もスチーム城と運命を共にしちゃうんですが、散々迷惑かけて、たくさんの人を殺しておいてかな〜り無責任だなと。レイもこんな光景見たら科学の研究に対して憎悪なんかを抱いたりしないんでしょうか。父エディの真意も良くわからないね。そんなん作ってどうするんだかねぇ。まさにマッドサイエンティスト。あんなに大量の材料だってどうやって確保したんかい?!とここまで言ってしまうともう空想のお話を否定してしまうのでやめますが・・・笑
個人的にAKIRAが100としたらスチームボーイは30割るかもですね。
やっぱり「蒸気」は地味だったかねぇ。
大友監督の次回作があったらどうなるかなぁ・・・っても僕にはまったく新しいネタが思いつかないですね。
何においてもお決まりのパターンから脱する、っていうのは難しいことだなぁと思いました。
なんかまた思いついたら追記します。
posted by clearwater at 00:50|
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